市場調査の楽しみ | Allied Verse Pte Ltd

市場調査の楽しみ

市場調査の楽しみ

アライドバースではビジネスマッチングも行っており、
シンガポールと日本の企業様をお繋ぎするお手伝いをさせていただいております。

企業様の業種や支援する形態は様々な中、
今回ご紹介するのは、シンガポールで中華まんを製造・販売している企業様に「合う(マッチする)」日本の企業様を探しです。

弊社がご支援する際に行う基本的なコンサルティング業務は下記の通り。
① 企業様の想いと現状・今後の目標などをヒアリング
② 開拓販路先(今回の場合は日本)の市場調査
③ 競合分析

市場調査を行い、普通に生活していても知らないこと、気に留めてなかったことが発見できるのが楽しい!
それらをまとめてご紹介します。

呼び名】

中華まんはなぜ「まん」なのか。

中国語の類似商品である
「包子(パオズ)」
からではなく、蒸し饅頭を表す
「饅頭(マントウ)」
から由来して「中華まんじゅう」となった模様。

その中でも、中華まんを代表する肉入りでは、関西4県(大阪、奈良、兵庫、和歌山)のみ
「豚まん」
と呼び、
日本その他全県では
「肉まん」
と呼ぶことも、関西の中でも京都や滋賀は例外というのも興味深い。

【600億円市場】

2019年に626億円まで伸びた中華まんの市場規模は、2020年にコロナ渦で下がるも600億円。

その売上げの7割はコンビニ。
お腹の空いた寒い冬にコンビニに寄り、レジの横に陳列されているホカホカの商品に思わず手が出た記憶がある方も多いのでは(笑)

コンビニ大手3社は、有名食品企業とコラボしたりユニーク商品を出すなど、特色を出して競争してます。

残り3割も負けていません。
・需要に供給が追いつかない!職人による手作り1個448円の肉まん。
・肉まん製造工場に100億円を投資!
・肉まんミュージアムは入場に3ヶ月待ち!
・駅にあるとある店舗はいつも行列!

【寒さとコロナ】

中華まんの売上げアップに貢献した要因です。

寒い年は販売量が多く、暖かい年は少なく、
コロナ渦でリモートワーク人口が増え、人気アップ。

ピザや麺、米類など他の冷凍食品に比べて、準備や片付けに手間がかからない。
その上、片手で食べれるし汚れにくい、だけどタンパク質と炭水化物も取れて食事にもなり得る。

わたしも学生時代は自宅でもパン屋でもよく食べてたなあ(遠い目)

【人気トップ3】

1位:肉まん(豚まん)
2位:ピザまん
3位:あんまん

以上、日本の中華まん事情の簡単なご紹介でした。

ご支援するシンガポール企業様は「甘い系」の中華まんを日本で販売するのが目標。
人気が低迷中の甘いもの系中華まんの日本市場。
手軽に日本のみなさまに喜んでもらえるよう、ビジネスマッチング支援をさせていただきます!

そのためにできる試食も、コンサルティング業務のもうひとつの楽しみです(笑)